市民のみなさまへ

水痘(=みずぼうそう)が公費予防接種に追加されます


水痘について

水痘は水痘・帯状疱疹ウィルスによって引き起こされる発疹性の病気です。皮膚の一部が赤くなり、水疱が大きくなったあと、かさぶたになって1週間位で治癒します。飛沫核感染(=空気感染)、飛沫感染、接触感染により広がります。潜伏期間は感染から2週間程度、発疹が出る1-2日前から発疹がすべてかさぶたになるまで、ウィルスの排泄が認められ感染源となります。感染力の非常に強い病気です。

免疫不全や病気の治療のために免疫力の低下した一部の人は重症化し、最近の統計では、我が国では年間100万人程度発症し、4000人程度が入院、20人程度が死亡していると推定されます。

治癒後にもウィルスは神経細胞の中に生き残り、疲れなどで免疫力が落ちてくると帯状疱疹として再発症し深刻な神経痛を引き起こします。


予防接種の効果、副反応

1回の接種で重症の水痘はほぼ100%予防できますが、20%程度で発症する事があります。2回接種を行うことにより軽症の水痘を含めてその発症を阻止できると考えられています。また接種を受ける事により、感染発症しても帯状疱疹になりにくいと言われています。

副反応はほとんどありませんが、接種直後から翌日にかけて発熱、じんましん、紅斑、局所の発赤、腫脹、硬結、まれにアナフィラキシー様症状、急性血小板減少性紫斑病が報告されています。


公費による接種開始日

平成26101日より


接種費用

無料(全額公費負担)

対象者、接種回数

1歳から3歳未満の方 2